三重県桑名市通所介護・介護予防通所介護・介護予防総合支援事業のデイサービスセンター結い

高齢者の転倒は｢外出時の慣れない環境で起きる｣と考えてしまいがちですが、実際は多くが｢自宅内で起きている｣事をご存知でしょうか？

あるデータによると自宅内の転倒場所について｢居間、リビング｣が最も転倒事故が多かったとなっています。

｢何でこんな広い場所で？｣と思ってしまいますが、実際は小さな段差や床の障害物などが、原因となって転倒が起きてしまいます。

具体的には、カーペットなどの端や重なり、電気コード、敷居などが原因となります。

このような結果を受けて結いでは定期的に応用歩行訓練を実施しております。

わざと｢バランスを崩しやすい｣｢つまずきやすい｣環境を設定し、機能訓練指導員と共に歩き、ご自身がどのような時にバランスを崩しやすく、どのような時につまづいてしまうのか体感して頂いています。

体験してみると｢思ったようには歩けないなぁ｣と首をかしげる方も多いです。

実際に応用歩行訓練中につまずいたり、ふらついたりされる方は多いですが、回数を重ねるごとに転倒を回避する能力、｢とっさの一歩｣｢ふんばり｣がきく様になってきていると実感しています。

現在は｢小さな段差｣｢重なりあったカーペット｣｢障害物をよけながら歩く｣コースを設定して実施していますがニーズに合わせ内容も変更しながら皆様が自宅で転倒せずに安全に過ごしていける様お手伝いをさせて頂きたいと考えています。